少女とVimが会話する本を読んだ

最短経路の本 レナのふしぎな数学の旅
P. グリッツマン R. ブランデンベルク
丸善出版
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ゆるふわな雰囲気の題名と表紙だけれども、結構ガチなグラフ理論の入門書のように思える。グラフ理論のきちんとした教科書を読んだことはないので、教科書としてどれほどのものなのかは自分には判断できないが。

語り口が簡単そうなだけで別に内容は簡単ではない。特に後半は難しい。とはいっても特に高度な部分は、こういう話もあるよ程度にして先に進む。

登場人物もキャラ立ちしていないし、初心者にありがちな事実の羅列のような文章で、物語としての面白みは全くないので、最短経路問題自体を面白いと思えない場合には読み進めるのは結構つらいかもしれない。ただ物語形式にしていることにも利点はあって

  • 身の回りの応用例への言及が多い
  • ステップ実行してくれる
  • 登場人物たちがgreedyに考えて間違えたり、間違っていることを検証してくれる

というのはある。

なんだかネガティブなことばかり言ってしまった気がするが自分は結構面白く読めた。自分のような、グラフアルゴリズムに興味を持っている入門者にとっては良い導入と言えるかもしれない。